補助犬とくらすフレンドリーなまち鎌倉

2020-08-18

 本日は政策法務研究会「第2回補助犬とくらすフレンドリーなまち鎌倉」を開催しました。
 今回は日本盲導犬協会の方や盲導犬ユーザー(鎌倉市内在勤)の方にお越しいただき、これまでの話・現状・思いなど様々なことについて、お話を伺いました。
 視覚障害の方は先天性より後天性の割合が多く、お話をお聴きした盲導犬ユーザーの方も後天性であるとのことで、見えていたのにだんだん見えなくなり、外に出ることへの不安を抱えることのお話されました。また、盲導犬を連れていれば良いわけでなく、一緒に行動することは簡単でなく、外に出て歩き出せるまでは大変なプロセスがあるそうです。その中でやっとお店について、いざ入ろうとしたら入店できない、、、その時の悲しい気持ち、悔しい気持ちを理解しなければいけないと感じました。
 まずは、盲導犬ユーザーとパートナーを理解すること、何ができて何が難しいのか、どう対策をすればよいのか、相互理解をした環境づくりを鎌倉市がしていくことが大切です。
 共生社会を宣言している鎌倉市として、本日お聴きしたことをしっかりと行政に伝え、共に取り組んでまいりたいと思います。


 盲導犬ユーザーの方から、一つの事例として交差点でのお話がありました。どのようにして渡っているかというと「勘」で渡っているそうです。音のなる信号があればわかるがないところが多く、あったとしても夜は鳴らない。一人でも住民がうるさいと言うと消されてしまう。これは接触事故につながる命の問題であるが理解されない。オーストラリアでは、音のある横断歩道がほとんどである。横断歩道で「青ですよ」「赤ですよ」と声をかけてもらえるだけでもありがたいとのことでした。