令和2年度の海岸での取組について
先日の観光厚生常任委員会において、令和2年度の海岸での取組の報告がありました。
今夏は海水浴場の開設を断念し、これまでにない夏となりましたが、7月になる前に例年同様並みの対策をとっておくべきと伝えてきました。そして、鎌倉市をはじめ多くの関係機関の方々のおかげで、大きな事故もなく終えることができました。ありがとうございました。今夏の取組について、記載いたします。
●海岸事故未然防止員の配置(ライフセーバー)
場所:材木座、由比ヶ浜及び腰越海岸
期間:7月4日(土)から7月19日(日)までの土、日
7月23日(木・祝)から8月31日(月)まで
【合計46日間】
●海岸マナーアップ推進員の配置(警備員)
場所と期間は海岸事故未然防止員と同様
●注意看板の設置
設置数 46箇所(材木座17、由比ヶ浜24、腰越5)
市単独:23(材木座8、由比ヶ浜12、腰越3)
県連盟:23(材木座9、由比ヶ浜12、腰越2)
●ごみ箱の設置及び回収の実施
設置数12箇所(材木座5、由比ヶ浜6、腰越1)
●海岸利用客数
材木座 | 由比ガ浜 | 腰越 | 合計 | |
令和2年度(46日間) | 28,170人 | 55,210人 | 13,220人 | 96,600人 |
令和元年度(62日間) | 46,160人 | 303,290人 | 5,550人 | 355,000人 |
利用客数が減る中で腰越海岸の客数が2倍以上となりました。これは、近くの方が訪れてテント等を自分たちで設置し楽しまれたのだと思います。実際に、入口付近には自転車が多く止まっていました。目指していたファミリービーチに向けて進んだのではないでしょうか。
来年に向けては、コインロッカー設置や周辺の駐輪対策などにも取り組みます。
また、今夏は海水浴場を開設しなかったため、海水浴場の条例で定めていた飲酒やタバコを禁止行為として適用できず、努力義務とする条例になりました。その影響について確認をしたところ、注意した際には、きちんとやめてくれたとのことでした。鎌倉市の海岸利用の健全化に向けた取り組みが周知されてきたのだと思います。毎年事前の周知を徹底していたことも良かった点です。
他にも、警察官による警備を例年よりも体制を強化して取り組んでいただきました。
海水浴場のない夏の海ではありました。来年はまだどのようになるのかわかりませんが、今年以上に安心安全を届けれれる鎌倉の海となるよう、一体となって取り組んでまいります。