ティアラかまくらの今後の運営について

2020-09-14

 9月定例会、観光厚生常任委員会で「ティアラかまくらの今後の運営について」の報告があり、2021年5月から6月を目途に閉院するとのことでした。
 ティアラかまくらは2009年2月に鎌倉市医師会立産科診療所として設立され、分娩数はピーク時には322件(2010年度)あり、市内で安心して出産及び子育てができる環境を整えてきてくださいました。
 しかしながら、昨年度の分娩数は126件であり、当初想定していた同院での年間分娩数は360件の約3分の1という状況となり、また、鎌倉市による運営補助金が約1億2,600万円にまで増加していました。
 これまで妊娠期・出産期・子育て期を担っていただきましたが、分娩数の減少は、市内の出生数の減少や市内の産科診療機関が増えたことなどが原因と考えられるとのことです。
 ティアラかまくらの産科病床数は8床であり、閉院後の市内の産科病床数は57床(湘南鎌倉総合病院26床・矢内原医院12床・湘南鎌倉バースクリニック19床)となります。現状の鎌倉市の出生数に対して病床数は足りているとの判断をしているということを確認いたしました。
 ティアラかまくらでの分娩の取り扱いは来年3月31日予定日の方までとのことです。これまで、安心して出産できる産科診療所をありがとうございました。