【鎌夢会】令和3年度予算等に対する討論
本日は2月定例会最終日。令和3年度予算に対する討論と採決が行われました。
我々「鎌倉夢プロジェクトの会」は、予算等に対する議案はすべて賛成をいたしました。しかし、特に意見を付しておきたいことについて、討論をいたしました。
令和2年度はコロナに翻弄された年度であり、目に見えない感染の恐怖は未だに続いております。
本市においても密を避けるため朝6時から夜9時30分までのシフト制を導入したり、テレワークを推進したりと環境を整えました。また、「縁むすびカード」の発行により、市内商店に対する支援策を実施し大きな成果を残したりと、国や県の対策に留まらず、独自に打てる手を打ってきたこは評価に値すると考えます。
令和3年度から始まるコロナ対策の切る札、ワクチン接種に対しても医師会と協議をして混雑せずに速やかに接種が進むよう独自の対策も考えていることは大いに評価したいと思います。
代表質問や予算特別委員会を通して様々な意見を申し上げてまいりましたが、今回は一つの観点に集中して意見を申し上げておきたいと思います。内容はアフターコロナとウィズコロナと言われる今後の取組についてです。
コロナの感染を抑えるためには、人と人との接触をできるだけなくしていくことが肝心です。市民の方に対しても、職員の方に対してもコロナから命を守るためには、市役所に行かなくてもよい市役所をつくっていくことを目指すべきです。オンラインで画面を通じて相談したり、各種申請の説明を聞きながら、そのまま申請の受け付けができるような環境をつくるべきであります。
また、令和2年度には「縁むすびカード」により、市内店舗に対する経済的支援を行いましたが、このことは同時に電子決裁の実験的取り組みにもなりました。店舗の方も意外に簡単に決済ができることをご理解いただけたことと思います。今後も電子決済ができる環境を整える取り組みを求めるものであります。
次にマイナンバーカードについてです。3月中に健康保険証としても活用できる予定ですが、その活用範囲が広がり、すべての病院のカルテが電子カルテになれば、市内各医院で検査や投薬の状況確認ができるようになります。このこととマイナンバーカードの紐づけを行うことで効果が期待以上にできると考えています。また、電子投票が可能になれば投票所に行かなくても投票できる仕組みはコロナ対策として大切なことでありますので推進して下さいますよう求めます。
また、最新技術やネットは苦手という方もおられます。庁内環境が様々に電子化され人的配置を減らすことが可能になった場合、その人員をネットが苦手な方々のフォローに当たる担当として配置すべきで、アナログフォローが最も重要です。ぜひ、考えていただくようお願いいたします。
まずは、何ができるか、洗い出しから始め、これまでのやり方を一度リセットして行政の最適化を目指し取り組んで頂きますようお願いし討論を終わります。