新たな事業スタート、運転免許証返納者へ補助金。
2020-04-06
昨年の6月定例会の一般質問の際に、運転免許証返納者に対してのサポートする新規事業の要望をいたしましたが、この度、鎌倉市の高齢者活動運営事業の一つとして新たにスタートをされることになりました。
これまで、運転免許証返納者に対しては、神奈川県高齢者運転免許自主返納サポート協議会において運転経歴証明書を提示することで受けられるサービスや高齢ドライバーが安全に運転を続けるためのサポートはありましたが、返納者に対するサポートはありませんでした。
高齢ドライバーによる重大な交通事故が報道で取り上げられ、免許証の自主返納を呼びかける動きが広まっています。しかし、運転免許証を返納するように求めても、買い物や病院など暮らすには免許が必要であるという考えや運転そのものを楽しみに感じている方々もいて、「車の運転をやめる」という決断は、容易ではないと思います。そして、免許証返納により外出の機会が減り、家に籠りがちになってしまうかもしれませんし、生活する上で不便に感じることも考えられます。高齢ドライバーが安全に運転を続けるためのサポート、かつ最終的に返納することになっても外出するためのサポートをしていくことが必要です。
令和2年度の予算の中で「運転免許証返納者補助金」として、返納者に対してお一人2,000円の補助金が出ることになりました。
事業の内容や周知、実施後の効果も含め、より良い事業となることを期待いたします。
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