市民環境常任委員会の審査
昨日の市民環境常任委員会では、議案3件・陳情2件・報告事項3件の審査を行いました。
●議案第79号『鎌倉市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について』 総員の賛成により採択
寺社等に設置する「喫煙・たき火」等の行為を禁止する旨の標識を変更し、「禁煙」または「火気厳禁」と表示した地を赤色、文字を白色とするとともに、国際基準の図式記号を用いるものに改めること。経過措置として現に設置されている標識については当該規定改正規定を適用しない旨を定めること。また、防火管理者を定めない防火対象物の防火管理に係る規定について、防火責任者を定めずとも、消防法の規定により防火管理体制を維持できることから、これを廃止しようとする改正条例となります。
消防本部に対して質疑を行い、寺社等側で交換や設置をするようにお願いするが、現状立ててある看板があるため、経過措置として交換するときに定めた形式の看板デザインに変更をしていただくことを確認しました。標識を統一することで海外の観光客に対してもわかりやすく、理解してもらうことにつながるため、ご理解ご協力を求め、議案に賛成しました。
●陳情第69号『JR北鎌倉駅交番の復活を願う陳情』 総員で継続審査
要旨:神奈川県の計画により取り壊された北鎌倉駅の交番を早急な復活を求める。
陳情提出者から陳述があり、警察を所管する神奈川県に対しては陳情提出などのアクションはしていないとのこと。陳情書に記載されていない、観光案内所とセットにするような複合施設などを含めて新しい場の復活という話がありました。
市の担当からは、地元の不安に対して、アクティブ交番の効果的な対策など県に要望をしていく。住民への不安な声をなくすことは必要ですが、神奈川県が所管しているため市で判断ができず、担当からも神奈川県に対して、アクティブ交番の設置時間帯なども含めて対応を要望していくとのことでしたので、継続審査としました。また、陳情について文書主義でありますので、記載がない観光案内所や複合施設等の建設については、考えに含めずに審査しました。
●陳情第65号『地域の指定避難場所への避難通路の確保と整備において早急な対応を求める陳情』 多数により継続審査(継続主張が3名、結論を出す2名)
要旨:現在建設中の由比ガ浜中学校に接する通路は、地域住民の重要な避難経路につき、建設にあたり、避難通路として整備確保することを求める。
総合防災課と学校施設課への質疑により、現状の道路を拡幅することによる、敷地内の駐車場や建物などを後退させる物理的な課題を行えば良いものではなく、難しい点がある。補完策として緊急時には中学校へ入って避難等ができるように市民防災部と教育委員会で協議していき、課題を解決するように考えていくとの答弁がありました。そのため、しっかりと協議を進めて連携していように求め、今後の推移を見守ると判断し継続審査としました。