伝統鎌倉彫振興事業

2025-03-08

令和7年度の予算案において、鎌倉彫のリーフレットを新たに作成を行う予算が計上されました。

鎌倉彫をはじめとする本市の伝統あるモノづくりに対しては、令和4年度の市民環境常任委員会の所管事務調査の中間報告において提言をしました。


「ものづくりの伝承について」
令和3年度の鎌倉彫の出荷額は、平成26年度比で約4割減少となっており、年々減少の一途をたどっていることから、後継者を新たに雇用することができず、技術の伝承が懸念されています。伝統工芸品の売上額の増加及び後継者の育成は、本市の喫緊の課題であり、新たな需要の掘り起こしと販路の拡大に当たっては、今後、先進事例の調査を踏まえ、新製品の開発、異分野との協業及び海外からの旅行客をターゲットとしたインバウンド需要の取り入れ等の様々な取組を行うとともに、海外の展示会等のアンテナショップに積極的に出店する、鎌倉彫をはじめとする本市の伝統あるものづくりを担う企業に対しては、出店に要する費用を助成するなど、より一層支援内容を強化することを求める。


今回の鎌倉彫リーフレット作業等業務(デザイン)委託料については、東アジア文化都市事業に向けて、中国語と韓国語のものを作成するとのことでありましたが、新たにリーフレット作成するだけでなく、技術の伝承と鎌倉彫産業の振興を図るため、開拓を広げる、情報の発信をより一層強化することを求めました。引き続き、ものづくりの伝承についての支援等を含めて取り組んでまいります。