予算審査における会派意見
本日、令和7年度予算等審査特別委員会において、まとめが行われ、会派を代表して中里委員が、意見開陳をしました。委員会の中で様々な質疑をされましたが、特に意見として残した項目を以下に記載します。
・ (仮称)雪ノ下消防出張所について
これまでの鎌倉消防署と浄明寺出張所を統合された施設が「出張所」となると機能の低下を連想せざるを得ない。移転、統合された後も市民が安心できる体制はもちろん、名称も検討すべきである。
・フェアートレードタウン推進について
推進について予算委員会内で質疑をした後、正式に鎌倉市がフェアトレードタウンに認定された。
今後は形だけでなく、市民が広く理解し鎌倉市全体が本当の意味でのフェアトレードタウンとなるようさらなる推進を期待する。
・津波避難対策の全庁的な取り組みについて
これまでなかなか進まなかった津波避難ビルの拡充に向け全庁的な横軸を通した検討は非常に重要と考える。具体的な目標を定めて確実に進めて頂き成果を期待する。
・鎌倉高校前の対策について
昨今のインバウンドによる当該地域の状況は尋常ではない。鎌倉市としても当該地域を「観光施設」としての位置付けとするなど、地域住民が安心して暮らすことができ、訪れる観光客も安全に楽しめるような抜本的な対策が必要である。
・学校防災について
これまで更新が進まなかった鎌倉市の学校防災において重点校を指定し防災教育を行う上では、より専門的な知見が必要である。机上の検討だけではなく、より現実的に「すべての子ども達の命を守る」取り組みとしていただきたい。
・放課後かまくらっ子について
すべての施設整備が整い、今後は利用状況に応じてのメンテナンスをしっかりと行っていただきたい。また、利用者増や要配慮者増や人件費増など指定管理者公募時点では予想できない状況なども起こってきているので、指定管理者との継続的な協議も図ってもらいたい。
・江ノ電沿線の駐輪場整備について
鎌倉駅を除く8駅中3駅にしか駐輪場が整備されていない状況は早急に改善が必要である。用地取得など容易ではないと思うが江ノ島電鉄とも良く協議をして進めていただきたい。
・深沢整備事業について
深沢まちづくりに関するホームページサイトがオープンし、市民がまちづくりの全体的な状況を理解しやすくなった。今後の進行状況などもトピック欄などで随時更新をした上で、サイト自体の周知もしっかりと行っていただきたい。
・マンション・ビル等の耐震化について
これまで木造住宅の耐震化補助事業を進めてくださり実績が積み上がってきているが、今後は耐震化が行われていないマンションやビルの把握、耐震化への取り組みを行っていただきたい。
・戸別収集事業について
令和7年度における最大の事業が間もなく始まろうとしている。様々シュミレーションや住民への説明をしていただいているが、大きなミスや後戻りは出来ないので鎌倉市役所一丸となり進めていただきたい。
・無電柱化の具体的な推進について
無電柱化は防災面、景観面、狭隘な道路の対策等まちづくりの視点からも重要である。令和6年度は無電柱化条例施行、鎌倉市無電柱化推進計画を決定した。令和7年度においては具体的な路線の選定等強力に推進を要望する。